母国で大学を卒業したあと、日本にきて語学学校で学んでいるベトナム人のフン君(仮名)がいました。
フン君は入国時点でN3を保有しており、すぐにN2を取得。学校でもしっかりと勉強をしており、良好な留学生活を送っていました。
一方で、ビルクリーニングの会社でアルバイトをしていました。そのような彼ですから、アルバイトの時から、何とかこのまま継続して日本で働けないかと会社からも話をされていました。
ちょうどそのころ、特定技能が開始されましたので、会社とも話をして、特定技能ビルクリーニングに挑戦し、無事合格できた際には、会社へ就職しようという話になりました。
もちろん無事合格し、会社に就職。
それから約5年、フン君は様々な会社の業務を理解し、単純な作業員としてではなく、ベトナム人技能実習生を管理する立場になっています。
留学生から特定技能に変更する際の企業のメリットは、既に知っている人物であったり、少なくとも面接を日本語で実施できる点です。
難点は、既に日本語を話せる人材をどこから見つけてくるか?です。人材会社などを活用することももちろん可能ですが、果たして転職で自分の会社に来てくれるものか。
相応しい職場環境の整備と待遇が必要になってくるでしょうね。
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